【今回の記事は小坂さんに担当していただいております】
2025年8月31日(日)17:00からベルーナドームにて、新創監査法人から4名、千葉商科大学から2名の合同での野球観戦(埼玉西武ライオンズVSオリックス・バファローズ)が開催されました。
夏休み最後の週末ということもあり、ドーム内には小さなお子様をお連れになったファミリー層が多く見受けられました。
ベルーナドームをホームとする埼玉西武ライオンズが迎える対戦相手は、1990年から1994年の5連覇を達成した西武ライオンズ以来のパ・リーグ3連覇(2021年~2023年)を達成した、パ・リーグAクラスの3位を死守する強敵オリックス・バファローズ。
試合開始当日前までの2試合両日ともチケット完売という後押しも空しさ残る、連敗後の一戦を迎えたライオンズ。残り27試合を残し対戦相手とのゲーム差が7.5と開いた状況において、逆転での3位、ならびにクライマックスシリーズ進出に向け、何としてでも負けられない一戦です。
この試合を先制したのは三試合連続でまたしてもバファローズ。この試合前の二試合で多く見受けられた、再三のチャンスを逃した直後のピンチでの失点でした。この日誕生日を迎えたドラフト2位の‘黄金ルーキー’渡部聖弥選手のエラーが起因となり、その後の4回裏の打席でも汚名返上とはならず、5回表での味方の失点時の悔しそうな表情が印象的でした。
しかしながらピンチの後にチャンスあり、でしょうか、2点ビハインドの5回裏にチームの中核を担う外崎選手のあわやレフトスタンドへの同点2ランホームランとなるタイムリーツーベースによりスコアは1-2となります。参加者6名一同、そして球場全体が一体となって逆転を信じ、選手へ‘青炎’を届けます。
直後のイニング間のイベントの一つである、THE BLUE HEARTSの「TRAIN TRAIN」が流れた場面は正に青炎と今後の試合展開を後押しするような選曲でした。
また、ライオンズの黄金期を支えた選手の一人であるデストラーデ選手の3打席連続ホームランの映像もバックスクリーンに映し出され、僅差の試合運びの中では特に助っ人外国人選手のホームランが期待されます。
7回裏の攻撃前にはイニング間のイベントの中で最大のバルーン風船が飛び交い、観客一人ひとりが勝利への想いを込めてバルーンを飛ばしていたような光景でした。
お互い一点差の一進一退の緊迫感が続きましたが、9回表の守護神平良選手のビハインドでの投入も空しく、太鼓の応援が印象的な猛牛打線が振る舞いこの回2点を追加したバファローズ。
その裏の攻撃では2アウトからの連打が続き、チャンステーマ4が鳴り響くこの日最大の局面を迎えました。盤石な守護神マチャド投手を迎え討つのは、チャンスにめっぽう強い頼れる4番のネビン選手。ドーム内のボルテージもこの日最大に。
ネクストバッターサークルには、エラーの悔しさを晴らすべく、しかしながら外国人選手対決の異様な光景を静かに見つめるバースデーボーイの眼差し。
(エラーで始まった試合の展開、俺がこの試合を最後に決めてやる!)
カキン!
観客、選手の見つめる先はバックスクリーン側へ。
「打ち上げたぁ!」と言わんばかりのラジオ・テレビ中継の実況と観客の歓声が入り混じったことでしょう。
打球はセンターのミットに静まり、ゲームセット。
ライオンズは逆3タテを喰らい、まざまざとAチームの実力を見せつけれた試合でした。
3連戦を通じチームの大きな課題も浮き彫りになった中で、来シーズンに繋がるような兆しも所々見受けられた試合内容でもありました。昨年の圧倒的な‘逆日本一’を経験した発展途上のチームであるからこそ、来シーズンは念願のAクラスへ!と言いたいところではありますが、ライオンズファンとして恥じることなくシーズン残りの試合もチームの成長を中心に見届けたいと思います。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回の結果は悔しい敗戦となりましたが、来年度の観戦時にはチームが一段とパワーアップしていることと思います。
また、ライオンズや野球そのものにご興味のない方でもベルーナドームには楽しい要素が満載ですし、グルメも大変評判が良いです。近場には西武ゆうえんちもございますから、野球観戦の前後にお寄りいただくことも可能です!
今回参加できなかった皆さんも次回は参加され、ライオンズの勝利を見届けることができることを願っております。
(小坂武士)